「養魚場」


「本を読むのも良い事だけれど、金魚屋の話を聞くのが一番だよ」
とは、養魚場のおじさんの言葉。
知識を得るのは悪い事ではないけれど、鵜呑みにしてはいけないと言われた。
確かに、何十年も金魚の飼育をしてきたプロの人の話を聞いた方が、本で得る知識よりも得る物は多いだろう。

現に、水の管理一つとっても、「そうだったのか!」と思う事を教えて貰った。
水を綺麗に(濁らない様に)保つにはバクテリアの定着が大事だという事。
汚れてきたからといって、頻繁に水換えやフィルターを洗ったのではバクテリアが増えない。濾過が追いつかないという事は、バクテリアが分解する容量以上に餌を与え過ぎているのだと言われた。
水が濁ってきたな、と思ったら、まず餌をあげる事をやめてみる事。水が綺麗になってきてから餌を与えれば良いんだよ、と教えられ、給餌にしろ、水換えにしろ遣りすぎだったのだと反省。

金魚が病気に罹るのは個体が何らかの理由で弱った為で、そういう時は、まず餌切り。
水換えの際も、前日、当日、水換え後の計3日は餌切りをした方が良いとも言われた。
水質が変わる為、金魚には負担がかかるし、そういう時には餌切りをした方が良いらしい。

養魚場での管理と全く同じに出来る訳ではないにしろ、基本的な、そして大事な事を教えて貰った。
他にも「目から鱗」な話を色々聞けたし、金魚を買いに行くだけではなく、話を聞きに行きたいな、と思った。

やっぱり「経験から得た知識」というのは本当に貴重なものだ。




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